不規則・ダミアンのブログ

毎日の日記、誰かの些細な救いになれば。

4kのジョーズを観た話。

最近発売されたジョーズの4kを鑑賞しました。f:id:babel1107:20200719005604j:image

↑スチールブック (自慢)

 

 

ジョーズは言わずと知れたモンスターパニック、アドベンチャー映画の金字塔。当時は70年代でありながらもリアルなサメを登場させて人々を恐怖のどん底の誘いました。

それが今になって4k。

冒頭だけで興奮がマックスです。私自信は正直あまりジョーズに思入れはなく......。むしろオルカの方が好きなんですけど、やっぱり面白いものは面白い。盛り上がりの場が至るところに散りばめられているし、陸と海の使い分けが前半と後半で切り替わるのが飽きずに観れる。

あと恐怖を感じるのは勿論、サメの大きさが4kになったことによってよりリアルに認識できる。

が、4kを観るにあたって私は個人的に気になる問題がある。それはあまり綺麗に見えないと思うことが作品によってあること。と言ってもこれは勘違いに過ぎない。ブレードランナーで一度こんな体験があった。

そんなに変わらないじゃん。

っと思ってしまったことが。

そこでBlu-rayに変えてみたところ圧巻。雨のシーンのモヤ加減が4kでは全く感じないのだ。やはり雨、海などの水のシーンでは4kの良さが際立つ。見比べるためにも4kとBlu-rayの抱き合わせは必要ですね。(実際いらないけどね)

 

4kで観て変わったと思う点

 

  1. 海のシーン。水の煌めきが綺麗。
  2. サメの質感がより感じ取りやすい。(画質が良くなると作り物感が増すという意見も見かけるが、ジョーズはそう感じなかった。)
  3. 登場人物の表情、汗、眉間のシワ寄せ、など心情が理解しやすくなった。
  4. これらが観客に受け取りやすくなったことによって恐怖が増した。

 

映画の感想

ジョーズは映画全体のバランスが偏ることはないけれど、常に物語の中心にはサメがいる。そのサメを除外するものも一切存在しないし、対抗するものもいない。まさに登場人物の全員が生活する陸とは別の海に身を潜める悪魔に取り憑かれてしまっている。

前半、物語はサメの被害を受けて退治するまでを描き、サメの正体については触れられることが少ない。あくまで人を喰ったサメに過ぎないのだ。責任感を感じるシーンも少ないし、むしろサメを退治する空気に酔っている気もする。が、後半、海洋学者のマット・フーパーがサメの恐ろしい大きさを想定し始めたことによって物語は残酷で非情な扉が開かれてしまう。

「船が小さい。」

この台詞の恐怖は生涯忘れることはないでしょう。ジョーズは誰の心にも刺さる。最も親しみやすい悪魔なのかもしれない。

4kになったことによってパワーアップしたジョーズはいつの時代になっても我々の心に一定の適度な不安を落としてくれるはずだ。